スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.-- | スポンサー広告

米金利と為替の「もう一波乱」は?

㈱T&Cフィナンシャルリサーチ 代表取締役 吉田 恒

現在の米金利は、短期的には上がり過ぎ、一方で中長期的には下がり過ぎといった全く正反対の「2つの顔」を持っている。

◆「2つの顔」を持つ米金利
短期的な上がり過ぎというのは、過去1カ月程度で2.5%から3%を大きく越える動きになった米長期金利上昇のこと。90日移動平均線からのかい離率は一時プラス30%以上に拡大した。これは過去四半世紀でも今回がたったの3回目だから、異例の上がり過ぎといえるだろう。
ところが、中長期的には全く正反対の行き過ぎのようだ。5年移動平均線からのかい離率で見ると、一時2.5%を下回るまで低下した米長期金利のそれはマイナス40%近くまでの拡大だった。これまた過去四半世紀で今回がたった3回目。その意味では、中長期的に異例の下がり過ぎということになるだろう。
さて、5年線からのかい離率は、一時のマイナス40%近いところから、最近はマイナス30%以下に急縮小してきた。中長期的な下がり過ぎ修正が急ピッチで進んでいるといえそうだ。ただし、そんな急ピッチで中長期の下がり過ぎ修正が進む動きが、短期的には上がり過ぎになっているということではないか。

◆「動かないドル円」のもう一波乱
ところで、そんな米金利にも大きく影響を受けている為替は、12月もほぼ半月が経過する中で、ユーロドルの値幅が530ポイント(0.053ドル)程度に拡大しているのに対し、ドル円は200ポイント(2円)程度にとどまっている。
「動かないドル円」と「動くユーロ」といった対照的な関係が今月も続いているわけだが、さすがに「動かないドル円」でも、月後半にかけて値幅が1円以上拡大する可能性は十分ありそうだ。
ドル円の今月の値幅は、15日までの段階で82.3-84円半ばといった具合に、まだ2円程度にとどまっている。今年に入ってからのドル円値幅は3-7円、平均4.1円。つまり今月は、まだ月間値幅の今年最低を1円程度も下回っているわけだ。逆にいえば、月後半に値幅が最低でも1円以上拡大する可能性は十分あるということになる。かりにドル高方向に値幅が拡大するなら85円を超えることになり、ドル安方向への値幅拡大なら81円割れ含みになる計算だ。
このように「動かないドル円」と対照的に、「動くユーロ」はユーロドルの値幅ですでに半月で500ポイントを越えている。それでも今年の月間値幅は538-1314ポイント、平均799ポイントだから、最低値幅はクリアしたものの、平均値幅は250ポイント以上も下回っているわけだ。
月後半のユーロドルのもう一波乱リスクがユーロ高方向なら1.37ドルを目指し、ユーロ安方向なら1.28ドルを割れる計算になる。それともさすがに、一年通じて凄く動いたユーロドルだけに、年末は一息つくことになるだろうか。 (了)

【参考リンク】
*注1.米10年債利回りの90日移動平均線からのかい離率
https://www.money-and-money.com/osa/overshootalert.asp?mht1=osa&mht2=L&mht3=3&CODE=USGG10#osatab

20101216.gif

2010.12.16 | FXレポート

«  | ホーム |  »

FC2Ad


MATRIX TRADER 新規口座開設


吉田 恒(よしだひさし)

プロフィール

吉田 恒(よしだひさし)

吉田 恒(よしだひさし)
1962年、青森県生まれ。1985年、立教大学文学部卒業後、(株)自由経済社(現・(株)T&Cフィナンシャルリサーチ)に入社、2004年1月より同社の代表取締役社長就任。また、投資情報コングロマリット、 T&Cグループの持ち株会社であるT&Cホールディングス取締役にも2004年2月より就任。財務省、日銀のほかワシントン、ニューヨークなど内外にわたり幅広く取材活動を展開。グローバル投資情報「G20マーケットインサイト」の編集責任者。また一般投資家向け為替リアルタイム市況「fx wave」の運営責任者、さらに一般投資家向けの為替および株式講演会を精力的に全国展開している。2000年からの米株バブル崩壊暴落、2002年の円急落、昨年2007年8月の円急騰など大相場予測の精度に定評がある。「わかりやすい、役に立つ、当たる」として顧客満足度の高さではFX界随一との呼び声が高い。

最新トラックバック

注意事項

このレポートは情報提供を目的とし、投資の断定的判断を促すものではありません。お取引における最終的な判断は、お客様自身で行うようにしてください。この情報により生じる一切の損害について、当社は責任を負いません。本レポート中の意見等が今後修正・変更されても、当社はこれを通知する義務を負いません。著作権はJFX株式会社に帰属し、無断転載を禁じます。

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR


■リスクについて
当社の取扱う店頭外国為替証拠金取引は、レバレッジ効果(実際の取引額と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や為替市場の変動等により注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等には、元本(預託金)を上回る損失発生の可能性があり、元本や利益を保証するものではありません。特に、マイナー通貨(流動性の低い通貨)の取引をされる場合、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。さらに、スワップポイント(通貨間の金利差調整額)についても通貨ペアやポジションの状態(売りまたは買い)によっては、プラスの場合もあれば、マイナスの場合もあります。取引におけるお客様のコストは、手数料とスプレッドとなりますが、手数料は無料となっております。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、0~となっておりますが、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。取引において最低限必要である資金(MATRIX TRADERの法人のお客様以外)は、一部マイナー通貨を除き、〈想定元本(為替レート×取引数量)×2%〉で算出されます。MATRIX TRADERの法人のお客様の取引において最低限必要である資金は、500円~となっております。レバレッジは、〈想定元本÷取引において最低限必要である資金〉により算出され、それぞれの値が変動することにより、レバレッジも変動しますが、最大で50倍となります(MATRIX TRADERの法人のお客様以外)。当社は、インターネットを通じて店頭外国為替証拠金取引サービスをご提供しておりますので、お客様のパソコン・インターネット環境や当社のシステムに不具合が生じた場合等、取引ができなくなる可能性があります。また、当社では、複数の商品を取り扱っており、取引要綱や各項目の名称等が異なります。さらに、お客様の取引の相手方は当社(相対取引)となっており、取引所取引とは異なりますので、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断によりお取引ください。
関東財務局長(金商)第238号 / (社)金融先物取引業協会 会員番号1503 金融商品取引業者 JFX株式会社

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。