スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--.--.-- | スポンサー広告

続・基調転換しやすい春相場

㈱T&Cフィナンシャルリサーチ 代表取締役 吉田 恒

ドル円がこの間のレンジをドル上放れした感じになってきた。ただ、この3月末、4月初めは、誰が考えても間違いないと思われる相場観があっけなく裏切られることが多かったといった意味で、「裏切りのシーズン」という傾向のあるタイミングだけに、ちょっと気をつけたいところではある。

◆「裏切りのシーズン」
「裏切りのシーズン」の典型は、2005年だろう。この時の3月末は、ドル反転局面だった。ドルは2005年1月に101円で底打ち、3月末には110円に向かっていた。ドル高・円安傾向が3ヶ月も続く中で、市場参加者は基調がドル高へ転換したとの見方を強めていた。その上で日本企業の新年度入りに伴う新規外貨投資で、ドル一段高の期待も強まっていた。
こんな具合に、誰が考えても4月からのドル一段高は間違いないと見られた中で、実際にドルは4月に入って年初来高値を更新したが、しかし4月5日に頭打ちとなると、再度の高値更新には数ヶ月も要した。
その前年、2004年は円高局面で、デフレに苦しむ日本政府はそれを巨額介入により何とか105円で食い止めているところだった。しかしそんな介入も3月中旬には終わった。介入がなくなれば、円高の障害はなくなる。新年度入りとともに、ドル一段安は不可避との見方が強まった。
その当時の感覚として、4月からの円一段高・ドル一段安、100円割れは文句のつけようのない相場観のようだった。実際、3月最終営業日で、日本企業が実質新年度入りとなると、ドル売りが殺到、105円の絶対防衛ラインがあっけなく破られると、ドルは一気に103円まで急落。それさえも通過点のようだった。しかし結果的には、ドルはその103円で底打ち、それを更新するまで半年以上も要するところとなったのである。
近いところでは、昨年、2009年は4月6日にドルは当面の高値をつけ、そして2008年は3月27日に当面の底値をつけていた。2009年は、ドル先高感が、2008年はドル先安感が、それぞれこの3月末、4月初めのタイミングで「裏切られた」結果となったわけだ。
こんなふうに、誰が考えても当然だろうと思われるような相場観が、あっけなく裏切られることが多いというのが、この3月末、4月初めの特徴だ。ではなぜそうなったか。とくに上述2例が考えられるのは、確かに当時の相場観は文句のつけようのないものだったのだろうが、そうなるくらいにすでにその相場観に伴う動きも織り込まれていたということではないか。
3月と4月は、経験的にドル円が逆に動きやすい。では、今年の3月は円安となったから、4月は円高に転換することになるのか。それが、「裏切りのシーズン」、4月初めにかけてのタイミングでさっそく試されることになりそうだ。(了)

20100401.gif

2010.04.01 | コメント(0) | トラックバック(0) | FXレポート

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

«  | ホーム |  »

FC2Ad


MATRIX TRADER 新規口座開設


吉田 恒(よしだひさし)

プロフィール

吉田 恒(よしだひさし)

吉田 恒(よしだひさし)
1962年、青森県生まれ。1985年、立教大学文学部卒業後、(株)自由経済社(現・(株)T&Cフィナンシャルリサーチ)に入社、2004年1月より同社の代表取締役社長就任。また、投資情報コングロマリット、 T&Cグループの持ち株会社であるT&Cホールディングス取締役にも2004年2月より就任。財務省、日銀のほかワシントン、ニューヨークなど内外にわたり幅広く取材活動を展開。グローバル投資情報「G20マーケットインサイト」の編集責任者。また一般投資家向け為替リアルタイム市況「fx wave」の運営責任者、さらに一般投資家向けの為替および株式講演会を精力的に全国展開している。2000年からの米株バブル崩壊暴落、2002年の円急落、昨年2007年8月の円急騰など大相場予測の精度に定評がある。「わかりやすい、役に立つ、当たる」として顧客満足度の高さではFX界随一との呼び声が高い。

最新トラックバック

注意事項

このレポートは情報提供を目的とし、投資の断定的判断を促すものではありません。お取引における最終的な判断は、お客様自身で行うようにしてください。この情報により生じる一切の損害について、当社は責任を負いません。本レポート中の意見等が今後修正・変更されても、当社はこれを通知する義務を負いません。著作権はJFX株式会社に帰属し、無断転載を禁じます。

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR


■リスクについて
当社の取扱う店頭外国為替証拠金取引は、レバレッジ効果(実際の取引額と比較して少額の資金で大きな取引ができる仕組み)や為替市場の変動等により注文(ロスカット注文を含む)が約定しない場合等には、元本(預託金)を上回る損失発生の可能性があり、元本や利益を保証するものではありません。特に、マイナー通貨(流動性の低い通貨)の取引をされる場合、元本以上の損失発生の可能性が高くなります。さらに、スワップポイント(通貨間の金利差調整額)についても通貨ペアやポジションの状態(売りまたは買い)によっては、プラスの場合もあれば、マイナスの場合もあります。取引におけるお客様のコストは、手数料とスプレッドとなりますが、手数料は無料となっております。スプレッドは、売りレートと買いレートの差のことで、0~となっておりますが、流動性が低ければ、スプレッドが大きく広がる場合があります。取引において最低限必要である資金(MATRIX TRADERの法人のお客様以外)は、一部マイナー通貨を除き、〈想定元本(為替レート×取引数量)×2%〉で算出されます。MATRIX TRADERの法人のお客様の取引において最低限必要である資金は、500円~となっております。レバレッジは、〈想定元本÷取引において最低限必要である資金〉により算出され、それぞれの値が変動することにより、レバレッジも変動しますが、最大で50倍となります(MATRIX TRADERの法人のお客様以外)。当社は、インターネットを通じて店頭外国為替証拠金取引サービスをご提供しておりますので、お客様のパソコン・インターネット環境や当社のシステムに不具合が生じた場合等、取引ができなくなる可能性があります。また、当社では、複数の商品を取り扱っており、取引要綱や各項目の名称等が異なります。さらに、お客様の取引の相手方は当社(相対取引)となっており、取引所取引とは異なりますので、契約締結前交付書面をよくお読みいただき、内容をご理解の上、ご自身の判断によりお取引ください。
関東財務局長(金商)第238号 / (社)金融先物取引業協会 会員番号1503 金融商品取引業者 JFX株式会社

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。